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2016年07月19日

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

2015年の10月から12月まで約2ヶ月間、にっぽん丸という客船に乗り、日本と東南アジアの土地を巡ってきました。
そんな素晴らしい機会を与えてくれたのは、内閣府が主催する第42回「東南アジア青年の船」事業というものです。
参加にあたり選考があるのですが、昨年私が受けた時に選考の情報が少ない印象を受けたので、東南アジア青年の船事業に関わる選考・試験について書きたいと思います。


83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)
英語苦手で共に頑張ったSG-Cの4名


あくまで2015年に行われた第42回「東南アジア青年の船」事業の情報ですので、あしからず。


志願~二次試験

3月:願書を自分の住んでいる都道府県に提出


4月:各都道府県で一次試験

面接:志望動機・事業でやりたいこと、など
英会話面接:日本の好きなところ嫌いなところ、など
場所:沖縄県庁

*(上記は沖縄県の場合ですが、面接を行わない都道府県もあります)
*(試験官3.4名程度)


6月:二次試験
場所:東京都千代田区永田町の内閣府
筆記試験:東南アジアに関わる問題、時事問題について簡単な小論文(テーマ選択制)を書く
(私の場合はTPPに関する小論文を書きました)
面接:志望動機・事業を通じてやりたいこと・自分の苦手なこと、得意なこと*(3,4名の面接官)
英会話面接:志望動機、事業でやりたいこと、日本の好きなところ嫌いなところ、など*(1対1です)

集団面接:一つのテーマに沿って5,6名のメンバーで話し合いをします。所要時間は5~10分程度ですが、結論を出す必要は無く、試験官は議論の流れを見ている様子でした。
私の時のテーマは「二つの異なる意見があり、議論の結論が出ていない状態で発表の場を迎えることになった。残り5分間でどうするか?」というような感じでした。


*なお、試験は朝の9時から夕方までかかるので、待ち時間は勉強なり読書なり自由にできました。




最終試験(事前研修)
日付:8月2日~8日
場所:オリンピックセンター(東京)

最終試験といっても、何か特別な試験をするわけではありません。ただ・・・、ずっと「話し合い」です。極端な表現かもしれませんが、とても話し合いの時間が多かった印象があります。
場所は代々木のオリンピックセンター。そこで6日間の合宿形式で研修を行います。


83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)



1日目は制服の採寸から始まり、研修の趣旨について説明があります。
2日目からは、SGグループ(3~4名の小グループ)ごとに担当する時間割を進行していきます。


一日の流れ(例)・・・
8時30分~9時(朝礼の企画進行:SGA)
10時~12時(事前研修の日程について:SGB)
12時~13時(昼休み)
13時~15時(船内のパフォーマンスについて:SGC)
15時~17時(異文化理解講座)
17時~19時(夕食と休憩)
19時~21時(各係で話し合い)
時間軸などはうる覚えなので、不確定なものです。。。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)



担当の時間に何をするのかなどは、グループごとに一任されていますが、全体の進行具合を加味しながら進めていきます。

・各係を決めよう
・JPY(日本参加青年)のティーシャツを作ろう
・ティーシャツの協賛を募ろう
・船内のクラブ活動では何をやろう
・ナショナルプレゼンテーション(各国の紹介パフォーマンス)について
・ユースリーダー選挙

などなど、挙げるとキリが無いですが、沢山のことを話し合います。
主に係りやグループで話すことが多いですが、全体の同意を得る場合や議題によっては全体で話し合うこともあります。その他のプログラムとして、異文化理解についての講義やディスカッションの時間、英会話の時間もあります。


83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)



最初は定められた時間(AM9:00~PM9:00)で話し合いをするのですが、徐々に夜遅くまで話し合いが続いたり、食事の時間も係りごとに集まるなどしました。大学生の感性の鋭い意見が出ると、社会人の落ち着いた意見もあり、混ぜこぜな話し合い。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


話し合いのほかにも、フラッグチアやパフォーマンスの練習、プロフィール冊子用の写真撮影など、テンテコマイになりながら時間が過ぎていきました。各々が優先順位をつけて頑張ってましたよ。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


第42回の参加青年の年齢は19歳から29歳、当時私は28歳だったので年上の方でした。多くの人が最終選考で初めて顔を合わすので、最初は違和感と距離感しかありませんが、同じ空間で生活をしていくと、不思議と仲良くなるものです。

しかし、最終選考の初日、私は誠に勝手ながら辞退を考えていました。というのも、最終選考の初日は体調が良くなく(自己管理できてません)、加えて沖縄での仕事が立て込んでいたもあり、仕事や生活を投げ出してまで参加する意味があるのか疑問を感じたからです。

当初はそんなことを思っていた私も、仲間達との時間を共にする中で徐々に感覚が変わり、今となっては本当に参加できて良かったと思っています。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


そんなこんなで6日間が終わり、37名が晴れて参加証明書をもらうことができました。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


ですが・・・、その後も連日のように話し合い会議が続きます。参加者は北海道から沖縄まで、更には中国にいる人もいました。
そのため、メール、ライン、電話、スカイプなどで話し合いを続けていきます。
大学生、社会人、アルバイト、仕事などなど、境遇が違うメンバーで創り上げるのは相当の労力が必要となります。


83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


実際に集まる機会も必要だということで、自主合宿も行われました。もちろん参加に当たり発生する費用は自腹です。

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)

83起:第42回東南アジア青年の船事業(一次試験、二次試験、最終試験・事前研修)


思い返すと、そんな時間も楽しかった。


事業に参加するASENAの10カ国も同じように選考や合宿等を経て、国ごとに30名の参加青年が決定します。選考方法は国ごとに異なりますが、合格率が数十倍に昇る国によってはもあるそうです。他国に比べれば、日本は3・4倍程度(H27年度)なので、参加するハードルはそんなに高くありません。ASEANの参加青年は参加費がかかりませんが、日本参加青年は各自30万円の参加費が必須になり、加えて自主合宿や諸経費など合わせると40万円強になります。東南アジア青年の船事業で得た経験と出会いは、お金に換えられません。言い換えれば、30万円が私の人生を更に豊かにしてくれました。


次は事業の本番、船や東南アジアでの活動をお伝えできれば思います!!


事業の様子をまとめた動画を作りました。



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